其他

夜空の下で/益田ミリ

表紙だけ見て、益田さんのコミックエッセイかと思ったら違いました…。夜空は比喩でなく本当の夜空。空にある星の話、天空現象の話。テーマに対して、人間味あふれるカップルや親子の会話が漫画化されて、そこに天文の専門家の文章が添えられます。 思ってた…

夏から夏へ/佐藤多佳子

前に随分と好きだった作家さん。最近の読書再開で、何か出てないかと本屋で探して見つけた一冊。ほんとはこの方の小説読みたかったけれど、これはノンフィクション。男子のリレー競技に密着取材してる。2007年世界陸上大阪大会、08年北京五輪に向けた日本代…

ミソジの京都/高橋マキ

blog(note)でさんざん書いておりました、京都の姉、高橋マキさんの著作です! わーわー どんどん ひゅーひゅー (すみません、ほろ酔いです)ヨソモノの勘違いや、東京人の思いこみを、ちらりと諫めていただきつつ、時間とお金がちょっぴりあって、京都で…

片付けられない女魂/夏目♀

たまたまネットで行きあたったblog「片付けられない女魂」 http://katadukero.blog77.fc2.com/ がとても面白くて、思わず買ってみた1冊。本のサブタイトルは「負け犬OL・汚部屋片付け爆笑ブログ」…そしてまたこういうのいれるジャンル分けをしてないことに…

壁の本/杉浦貴美子

…論説、じゃないかなあ。。。blog「underconstruction」http://wireplants.cocolog-nifty.com/blog/を愛読しております。杉浦貴美子さんの「壁の本」。その名の通り、ひたすらに壁、壁、壁を撮影し、分類し、あたたかくコメントし。コラムを書き。 この本で…

無人島に生きる十六人/須川邦彦

どこで情報を得たんだっけ…とにかくネットで見て、読みたいな、とamazon衝動買いの一冊。 十五少年漂流記ならぬ、十六おじさん漂流記。しかもノンフィクションだと言うのですもの!!!(だからジャンル「小説」はおかしいかも。ノンフィクションだとどれだ…

女のシゴト道/太田垣晴子

太田垣さんの画文。漫画ジャンルではない気がするので「其他」も入れておく。 いろんな職業の女性に話を聞いて、どうしてなったのか、どんなことするのかを紹介。女性誌か女性向け就職情報サイトなんかで死ぬほどありそうで目新しさもないものの、つい買って…

雑誌 ミーツ・リージョナル別冊/東京ひとりめし

本屋で衝動買い。 「美味しそう♪」てよりも、うまそーーーなお店たくさんですよ。 行ったことない店ばかりなので(銀座の三州屋とか載ってましたが!)、のんびり楽しんで食べに行きたいです。デパ地下の片隅にあるカウンターの美味しいとことか、いいわいい…

ラーメンズ片桐仁のおしえて何故ならしりたがりだから/片桐仁

ジャンル困るわ…。其他、かな。他にないか。 ラーメンズのもじゃもじゃ眼鏡のほうであるところの片桐仁が、いろんなものつくる工場に行って、見て、体験して、まとめたもの。ルポルタージュっていうのこういうの?わからん!…片桐さんの語調うつるよ!好き放…

谷川俊太郎 質問箱/谷川俊太郎

ほぼ日経由の一冊。 …随分前に手に入れたのだけど、いま検索してみたら、読書記録につけてなかったみたい。…まあ読書というか。「ほぼ日」のコーナーに寄せられたあらゆる質問に、詩人谷川俊太郎が答える、という一冊です。 詳しく書いてしまうと、ネタバレ…

つば九郎のおなか/つば九郎

買ってしまった。 まあつば九郎ファンは買えばいいと思うよ。(投げやり)(いや別にそんなひどくないけれど)(感想は述べにくい)(ドアラへの便乗であり二番煎じである、というのは大きく本人(本燕)も公言しております)つば九郎のおなか作者: つば九郎…

妄想工作/乙幡啓子

デイリーポータルZで活躍の乙幡さんの工作本。すごい工具や材料を使ったり、オトコ気を見せつつも、編み物での制作だったり、アクセサリー作りだったりと乙女道も驀進…変な方です(褒めてます)。DPZで見たことあって印象に残ってたのはサーモセーターと家具…

イザベラ・バードの『日本奥地紀行』を読む/宮本常一

そして次に読んだのが、民俗学者宮本常一氏が、イザベラ・バードの旅行記を読み、内容を取り上げながら話した講演をまとめた本。『日本奥地紀行』は『日本紀行』の前の訳のときのタイトル。…というところで、いまさら原題を調べる… 「Unbeaten Tracks in Jap…

向田邦子 暮しの愉しみ/向田邦子 向田和子

向田邦子さんの末の妹、和子さんが語る、邦子さんの思い出、彼女の集めた食器、つくっていた料理、好きだったものetc. 特に、得意だったという料理…向田邦子プロデュースで、和子さんが「おかみ」としてやっていた「ままや」で出されていた料理だったり…は、…

タイムマシン/アニリール・セルカン

東大の建築学科の教員であり、科学者。大学界隈では有名人なので前から存じ上げておりました。 この本は、セルカンさんの実体験を元に書いた、小説。スイスの寄宿学校を退学処分になった13人の少年たちが、タイムマシンを作ろうとする話。ノーベル賞受賞者と…

monkey business vol.1 野球号

柴田元幸さん責任編集の文芸誌。創刊号は「野球号」。そりゃ買うでしょう。 小川洋子(トラキチ)と柴田元幸(横浜ファン)の対談は面白かった。にやにやしました。ふつーに野球ファンの会話だものな。で、そのあと、柴田さんの「オースター、ノーマン、ファ…

幸福な無名時代/ガルシア・マルケス

ガルシア・マルケスが小説家になる前、コロンビアを出て、ベネズエラでのジャーナリスト・編集者時代に書いた記事を集めた一冊。面白かった。 ルポルタージュなのだけれど、何やらとても小説的で。ベネズエラでの軍事独裁政権の崩壊であったり、狂犬病にかか…

水と水が出会うところ/レイモンド・カーヴァー 訳:村上春樹

村上春樹翻訳ライブラリーの新刊だ。レイモンド・カーヴァーだ!と、買って、積んでおかれてた一冊。 あとで帯を見たらちゃんと書いてあったけれど、短編集ではなくて詩集でした。中見なかったんだなー。というわけでカテゴリーは翻訳「小説」ではないけれど…

苔とあるく/田中美穂

倉敷に「蟲文庫」http://homepage3.nifty.com/mushi-b/という古本屋さんがある。店主は田中美穂さん。蟲文庫と田中さんは、ずっと昔から知っていた。何かの雑誌で読んだのだ。Oliveだったかと思っているけれど、確証なし。そしてそれが倉敷にあるお店だとい…

谷川俊太郎の33の質問/谷川俊太郎

33の質問自体はネット上で知っていたのだけど、そもそもの、その33の質問を使っての対談をおさめた一冊。対談といっても本のためではなく、渋谷のジアンジアンで生ライブ?として行われていたらしい。ワタシが生まれた頃の話。 これも新幹線で読み終えて、出…

まこという名の不思議顔の猫

猫本つづき。 有名サイトさんの主役猫さん本。 http://scomu.jp/makocat/あまり説明の余地なし。「まこ」という猫なのですが、なんとも不思議に愛嬌いっぱい、人間的な顔をしてらっしゃるのです。きゃーかわいい!てのじゃなしに、ほっくりなごみます。まこ…

作家の猫

そのまんま、古今東西の猫好き作家・彫刻家・画家etc.とその猫の紹介、もしくは猫が出てくる作品の紹介。表紙は中島らも氏の愛猫とらちゃん。美猫だ。裏表紙は火鉢のふちに手をかけて暖を取る室生犀星のとこのジイノ。これまた愛らしい。 写真が多くて、意外…

街頭から見た新東京の裏面/夢野久作

関東大震災から1年ほどたった大正13(1924)年の東京について、当時新聞記者であった夢野久作が寄稿したものです。青空文庫にて拝読↓ http://www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/940_21952.html 論文の情報探しにネットで検索をかけいていたときに行き当…

やわらかな心をもつ/小澤征爾・広中平祐

ISBN:4101228043 これも対談。小澤征爾と、世界的な数学者広中平祐。1976年、ボストンの小澤宅での二人と、あとプロデューサー萩元晴彦が進行役で加わりつつ進められた話をほぼそのまま掲載している。娘(小澤征良だ)が突然話しかけてきたりする様子もその…

音楽/武満徹・小澤征爾

ISBN:4101228035 対談、ていうジャンルをつくらねばならないか…。武満徹と小澤征爾の対談です。1978年頃のもの。面白かった。武満徹も小澤征爾も本当にすごくて偉大なマエストロですが、ふたりの根底に流れてるものが似てる感じ。美学と熱意が溢れているのだ…

雑誌Number665号・pp.32-33 揺れる札幌ドームで/奥村英朗

読書じゃありませんが。日本シリーズが面白かったので特集組んでたNumberを買いました。奥村氏は「マドンナ」や「インザプール」の作家さんですが、がっつり中日ファンでもあったのですな。知りませんでしたよ。各試合の記事とか新庄や稲葉の特集なんかも面…

京都 吉田屋料理店/吉田裕子

京都へ行くたびに泊めていただいたり、ご案内いただいたりするmakiさんというお友達がいます。そのmakiさんがここ最近毎回連れて行ってくださるのが、makiさんちから歩いてすぐの、この「吉田屋料理店」。でした。 木造の町家を改装したお店は狭い狭い路地の…

オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える/木村元彦

WBCで盛り上がった舌の根も乾かぬうちにサッカーかよ。ですがこの本、友人三人から薦められた珍しい一冊でして、そのうちの一人である貸してくれた後輩が、もう就職しちゃうので、早く読み終えねば…と手をつけたら一気読みでした。(二人目は建築仲間のサッ…

ないもの、あります/クラフト・エヴィング商會

着想は面白い。よく耳にはするけれど、一度として見たことのないものたち、あります、というクラフト・エヴィング商會さんの商品紹介カタログ、かな。たとえば…堪忍袋の緒、左うちわ、思う壺、助け船、転ばぬ先の杖、目から落ちたうろこ、一筋縄、大風呂敷……

小さなスナック/ナンシー関 リリー・フランキー

ふたりの、最初で最後の対談集。対談だから交互に喋ってるわけなのだけど、発言の頭についてる「リリー」「ナンシー」を何となく読み飛ばしてしまうもんだから、「リリー」が喋ってるつもりで読んでると、「ナンシー」の発言だったり、その逆も何度も。文章…