2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

思い出したら、思い出になった。/糸井重里

ほぼ日の、トップに書かれてる「今日のダーリン」「ダーリンコラム」からの選りすぐりをまとめた一冊。 教訓ぽいのはイヤだけど、言葉の魔術師というか(クッサイなあ)、なんつうか、糸井さんの言葉だからか、重たくなくて、やらしくなくて、だいたいしっく…

水中都市・デンドロカカリヤ/安部公房

安部公房短編集。特に理由もなく、おどろおどろしい魚の装丁が気になって、衝動買い。…と思ったら、装画は安部真知。奥さまだったのですね。そう思っていま家にある安部公房を見直してみたら、新潮文庫の何冊かは安部真知の絵でした。そうだったのかー。無知…

恋人たちの誤算/唯川恵

先月、旅先でお借りしました。25歳女子たちが主人公。弁護士事務所で働く、独立心旺盛な流実子と、お嬢様育ちで一流会社のOL侑里の、それぞれの仕事と恋愛とが並行して描かれて、途中途中でそれが交わって、最後に…収束。ふたりとも、方向は違うけれど、思い…

白洲正子自伝/白洲正子

白洲正子に白洲次郎、なんだか、数年前(から?今も?)にひそかにブームではありませんでしたか。ワタシはきっかけを知らないのだけれど、本屋で多くの関連書籍を見たように思います。そう、本屋の、面出しされてる本で知った名前。その後も生半可な知識だ…

こぐまのガドガド/フジモトマサル

フジモトマサルさんの、漫画。くまの親子の連作短編。文庫版が今年の春に出たみたい。ほのぼの具合は文句なく。ちょっと起伏にとぼしすぎて、さらーっと読んだらあまり残らない感じではある。最後、文庫版書き下ろしだという嵐の夜の「おとうさんの話」のオ…

向田邦子 暮しの愉しみ/向田邦子 向田和子

向田邦子さんの末の妹、和子さんが語る、邦子さんの思い出、彼女の集めた食器、つくっていた料理、好きだったものetc. 特に、得意だったという料理…向田邦子プロデュースで、和子さんが「おかみ」としてやっていた「ままや」で出されていた料理だったり…は、…

野球の国/奥田英朗

スゴイタイトルだなあ、と、先日の「延長戦に入りました」を買うとき隣にあったのを一緒にレジへ。 こちらは最近、2000年入ってからの、「野球観戦目的のひとり旅」エッセイ。最初が、シーズン前のキャンプを見に2月の沖縄へ飛ぶってんだから羨ましいです。…

延長戦に入りました/奥田英朗

奥田氏が熱心な中日ファンなのはこちら↓で承知 http://d.hatena.ne.jp/ka_ya/20061112 で、そんな作家さんの、10数年前のスポーツエッセイというか、ぼやき。スポーツと関係ない話もあったかな?語り口がちょっと軽いのが引っ掛かったのですが、それはここ数…