2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧
青木玉さんのエッセイ。いろんな媒体に発表されたのがまとめられています。ココロ洗われます。母・幸田文没後10年で考えたこと。思い出。4代に渡って住み続けている小石川の描写。草木自然への思い。ゆったりしたうつくしい言葉。巳年・年女のときの年賀…
なんで池澤夏樹とか青木玉とか浅田次郎とか書いてて先に赤瀬川原平か。って、ワタシの読書は2冊以上の併読というのがよくあるからですな。はい。というわけで今鞄には文庫が3冊入っている。無駄に重いです。 赤瀬川さんは、藤森照信氏の「ニラハウス」の施…
読書記録とずれてきたぞ?まあいいかー。←B型 本日、池澤夏樹2冊購入。大学生協書籍部にて。ああ、なんてステキなんだ大学生協。1箇所しかない文芸書棚の品揃えが、ホントにかなりつぼ。1割引もありがとう。そして父が「天切り松」(浅田次郎)の最新刊…
よくわからないのですが。はてなダイアリー、たまにレイアウトが崩れます。あとテキストが欠けて表示されます。macで見てると。「手に取った久しぶりの 理子」なんて欠け方されると打ち損じたのだったかナンだったのかわりません。自分でも。macと言っても相…
池澤夏樹を探しに本屋に行ったのですがなくって。でも今日は買うつもりだったから本を持ってないな…なんでもいいから、一冊。と活字中毒の性で手にとった久しぶりの林真理子。短編集です。ほぼ全部30代後半から40代の女性が主人公。で不倫てのが必ずまとわり…
ISBN:4122018595 初・池澤夏樹。あああー。知らなかった。好きな感じだった。ずっと前から知ってる名前だったのに。ああ惜しい。とか言っていないでこれからだだだ、っと読んでしまいそうです。 静かだけどなんだか瑞々しい。「ぼく」とつかみ所のない友人「…
中身は意外と面白かったです。建築家仙田満氏による住宅をいくつか取り上げ、「建築家による住宅」について、例の探訪家渡辺さんと、それぞれの住み手さんが対話していく。建築家に頼むと高い、勝手に作品にされちゃう、などの誤解?を解きたい、と仙田さん…
ちくま文庫で読む三島文学作戦の1冊。(作戦だったのか?)。とりあえず新潮と筑摩の三島の差はわかってきましたよ。ちくまの方が断然軽くて読みやすいですよ。新潮は純文学。単純な分類ですみません。 これは「年増園」と皮肉られる独身女性3人の会合から…
ISBN:4480025464 ワタシの周りでちょっと前にひっそり流行っていた?武田百合子さんの随筆短編。初めて読みました。とても素敵な文章。って陳腐だな。もっと、こう。なんて言えばいいのだろうか。すっきり、しっとりしている。じめじめではなく、日本語がと…
ISBN:416720701X 食べたことのない料理があったらつまんでみる。というノリで読んだことのない作家がいたら読んでみる。いや、そんなのホント際限ないのですけど。まあそれで中上健次。もっと古い作家さんなのかと勘違いしていたら、ワタシの親世代でした。…
そもそも、いしいしんじを知ったのは第8工場http://www.fac8.com/のゆうこさんが紹介してくれた「プラネタリウムのふたご」から。そしてまたゆうこさんから、いしいさんが好きならば、と教えてもらったのがこれ。クレーン男。 筆者本人による線画の挿絵が素…
TwelveY.O.の前段だという江戸川乱歩賞ノミネート作品。著者の発表処女作にしてぐいぐい引き込む筆力と展開に圧倒される。が。がー…。ローレライ→イージス→Twelve→これ、と遡る変な読み方をしてしまったのが悪いのだろうけれど、人の描ききれなさ、もしくは…
暇さえあれば活字。という人間が長く本屋さんで働けていたのは幸運だった。昨春リストラされたのだけど、やはり今でも思い出すと幸せだったと思うのです。その本屋さんの奥は出版社だったので(特殊だよなあ)本の編集を手伝ったりもした。本の奥付に「編集…
勢いに乗って一気に読んでしまいました。書下ろし長編。あー。はふー。読み終えてためいき。いしいしんじものがたりワールドから帰ってくるのに、時差を感じる。現実感喪失。 今ではない時代、ここではないどこか。泥の中、うなぎ女から生まれたポーという少…
こちらです。 これ読むとおなかがすくことが多い。http://www.mao55.net/gohanそして何だかとても羨ましくなる。「食べる」ことが大事なのは、今でも「シーラカンス」のいしいさんでも同じか。今は新刊「ポーの話」を読んでいます。 発売日くらいに生協書籍…
最近数少ない「単行本」で買う作家であるいしいさんの、たぶん処女作?。作家となる前、南の島へシーラカンスを釣って食べる!為に出かけた旅行の記録を、近しい友人らに刷って配った…ものをまた本としてまとめたものらしいです。小説ではなく旅行記。えらく…
たぶん初めて自分で買った村上龍、かも。短編集です。なんとなく一貫して旅立つことが出てくる。ワタシの苦手な龍作品の血とか脳漿とかはナイです。でも濃い。濃いいいいい描写が続きます。男だったり女だったりのそれぞれ一人称の主人公たちが、目にしてい…