2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

猫の建築家/文:森博嗣、絵:佐久間真人

という絵本は持ってる。これは雰囲気が面白いです。まあ文章よりは絵が最高に好みだったので買ったのだが。

ZOKU/森博嗣

読んでみたかった作家。どっかの建築学科の助教授らしいです。後輩に借りた。最新作の模様。 …うーん。語り口は軽く。犯罪未満の悪戯を目的とする団体ZOKUと、それを阻止しようとする組織の話。コメディ?。しかし盛り上がらない。結末も先が読めた上に苦し…

江戸・東京を造った人々1/『東京人』編集室編

『東京人』に連載されていた江戸東京のプランナーと言えるひとたちの評伝をまとめた一冊。取り上げられている人も執筆者もさまざまで、江戸の成り立ちや大東京形成史の基本的なことがわかって面白いです。一応メモしたりしながら読んでいるので全然読み終わ…

姫椿/浅田次郎

短編集。面白かったー。もう寝る。

短編復活/集英社文庫 編

16人の作家による短編集。片端から挙げると、赤川次郎、浅田次郎、綾辻行人、伊集院静、北方謙三、椎名誠、篠田節子、志水辰夫、清水義範、高橋克彦、板東眞砂子、東野圭吾、宮部みゆき、群ようこ、山本文緒、唯川恵。 幅広すぎるのですが、一度読んでみた…

カルチェ・ラタン/佐藤賢一

16世紀パリ。大学街カルチェ・ラタンでの宗教絡み事件を、のちにパリ夜警隊長がその手で書き起こした回想録風小説。ザビエルやらカルヴァンやらルターやら出てきます。当時のカルチェ・ラタンの雰囲気はわかるかも。 しかし。一人称の「私」ドニ・クルパンく…

天切り松 闇がたり 第二巻 残侠/浅田次郎

続刊も読んでしまいました。姐さんも兄貴分も、ゲスト?の本場モンやくざも、登場人物が皆さん粋でかっこいいのですが、やはり安吉親分が。目細の安が。秀逸です。痛快です。気持ちよく酔わせてくれます。これが男気だ。って。時代小説というと得意ではない…

本を読む楽しみとか

前出のスズキさんは主に青年と呼ばれる方々が読むよーな漫画の編集なんぞされている友人ですが、彼女曰く 「最近のワカモノは行間を読む、ということをしない」 と。漫画の台詞でもモノローグでもいいのだが、文字に書かれていない、背後に横たわる何ものか…

天切り松 闇がたり 第一巻 闇の花道/浅田次郎

友人スズキさんお薦め。昔がたり形式。舞台は帝都東京。正義の大盗賊。義理と人情。ピカレスク。娯楽小説として普通に面白かったです。爽快。続刊も読みます。個人的に大正期というのもそそられる時代背景だし。 サンキュー>スズキさん

永遠も半ばを過ぎて/中島らも

初らもです。不謹慎商戦?に乗っていますが、手に取る機会を逃すこともないし、と。朴訥写植屋と詐欺師と女性編集者との間で一人称が入れ替わっていくテンポのよいコメディ。面白い。途中ラリってる写植屋さんの独白は長過ぎですが、「うまい!」と思える箇…