2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

幸福な無名時代/ガルシア・マルケス

ガルシア・マルケスが小説家になる前、コロンビアを出て、ベネズエラでのジャーナリスト・編集者時代に書いた記事を集めた一冊。面白かった。 ルポルタージュなのだけれど、何やらとても小説的で。ベネズエラでの軍事独裁政権の崩壊であったり、狂犬病にかか…

カテゴリー増設

カテゴリーに「時代」と「SF」だけ加えました。あんまり細分化するのもどうかと思ってたものの、この2ジャンルくらいは自分でもあとで拾えるといいなと思ったので…。まだ遡って直せていませんので、そのうち。

吉原裏同心(二) 足抜/佐伯泰英

シリーズ二冊目。ここからはじっくり舞台は吉原。足抜というのは、吉原の女郎が、年季を残して逃げ出すこと。脱獄…に近い雰囲気。相次ぐ雲隠れのような足抜の、謎解きと問題解決のために幹次郎と汀女が活躍ということで、「吉原裏同心」らしい働きぶりです。…

ドミノ/恩田陸

登場人物総勢27人、それぞれにきちんと性格設定されており、名前もあり。はじめのうちは会社の風景であったり、ミュージカルのオーディション場面であったり、駅の待ち合わせだったり、の同時並行で描かれる幾つかの物語について行くのがやっと。名前もすぐ…

吉原裏同心(一) 流離/佐伯泰英

ただいま実家の両親がはまっている佐伯泰英。ずらりと並ぶ本棚から(気に入るとひたすら買う&読むのは親譲り)吉原裏同心シリーズというの、2冊借りてきました。両親絶賛のテンポの良さ、キレの良さはなるほどという感じ。引き込まれます。 先日鎌倉まで往…

水と水が出会うところ/レイモンド・カーヴァー 訳:村上春樹

村上春樹翻訳ライブラリーの新刊だ。レイモンド・カーヴァーだ!と、買って、積んでおかれてた一冊。 あとで帯を見たらちゃんと書いてあったけれど、短編集ではなくて詩集でした。中見なかったんだなー。というわけでカテゴリーは翻訳「小説」ではないけれど…