2007-01-01から1年間の記事一覧
映画は未見。面白かったです。マイノリティ・リポート―ディック作品集 (ハヤカワ文庫SF)作者: フィリップ・K.ディック,Philip K. Dick,浅倉久志出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1999/06/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 54回この商品を含むブログ (76…
タイトルがすごいよね。ディック傑作集〈4〉まだ人間じゃない (ハヤカワ文庫SF)作者: フィリップ・K.ディック,Philip K. Dick,浅倉久志出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1992/04メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (17件) を見る
村上春樹翻訳ライブラリーの1冊。 舞台は世界各国、いろんなシチュエーション。「文壇遊泳術」なんて、日本人の近代作家も書きそうな話だ。皮肉たっぷりだけど、スマート。「真っ白な嘘」はなぜだかクリスティを連想。慣れ親しんだ村上春樹の日本語だからす…
衝動買い。衝動読み。(?)るきさん (ちくま文庫)作者: 高野文子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1996/12/01メディア: 文庫購入: 21人 クリック: 94回この商品を含むブログ (157件) を見る
文庫化待ってた一冊。 これもあとでまた。間宮兄弟 (小学館文庫)作者: 江國香織出版社/メーカー: 小学館発売日: 2007/11/06メディア: 文庫 クリック: 21回この商品を含むブログ (109件) を見る
2回読み返しました。カテゴリ随筆、は村上春樹自身エッセイではないと言っていたので、保留しつつ。 感想はあとで。走ることについて語るときに僕の語ること作者: 村上春樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/10/12メディア: 単行本購入: 22人 クリック…
初高橋源一郎(たぶん)。タイトルに惹かれて手にとってしまいました。7編からなる短編集で、それぞれ構成もナニもかも違った話なのだけれど、実はなにやら繋がってる… というつくり自体は嫌いじゃないのですが。 うーん。ただしかし。ぐだぐだ。 高橋源一…
いろいろな切り口から、言葉と文化を解説してくれる一冊。 アメリカで「オレンジ色の車」と聞いたとき思い浮かべる色は?「Orange cat」では?…フランスで「黄色い封筒」と言ったときの「黄色」とは?…冒頭は「色」の話から。定量化出来ない部分で、辞書で覚…
三谷幸喜がちょうどいまの私くらいのときの年齢で書いたエッセイ。舞台はあまり見ない…と言いながら珍しく何作か見ているくらいには三谷幸喜ファンですが、そしてエッセイも何冊か読んでいるのですが、リアル三谷幸喜と友達になりたいかというと…微妙。って…
ある男の子とある女の子の、それぞれの子供の頃の出来事、成長する過程、そして高校生になって同級生となるふたりが、それぞれの視点でランダムに描き出される一冊。両親が離婚している彼、イラストレーターの叔父を持つ強情っぱりな彼女が、「絵」をきっか…
少女拉致監禁事件を題材にした小説。重たいのはわかっていて、覚悟を決めて取りかかったけれど、最近軽い読み物ばっかりだったからなあ…短いけれど、ずんときた。監禁事件の被害者であった少女が大人になって書いている手記のかたちを借り、その前後に注釈的…
傑作(とワタシは思っている)(てゆうか単に好きなだけか)「センセイの鞄」の続編…というかサイドストーリー…ツキコさんとセンセイが、普通に暮らしていたときの、ある日ある昼下がりの出来事を、そこだけ切り取りました、という超短編。(職場に行くのに…
タイトルが悪い気がするけど、しょうがないのかな。米原万里さんの、晩年の講演3つかな?をまとめたもの。「不実な美女か貞淑な醜女か」なんて2冊も同じの買っちゃうくらい(単純に間違えた)読みまくっていた(たとえとしても間違い)米原さん。新聞のコ…
ディック傑作集3。「リターン・マッチ」、ほんと、筋が読めるのにどうしてこんなに面白いのかしら。「小さな黒い箱」を読んで、あれ、このマーサー教の話、どこかで読んだぞ?と。ワタシが唯一、くらいで読んだことあった「アンドロイドは電気羊の夢を見る…
ディック傑作集2。SFハマリ、まだ続いております。ディックおもしろいー。 冒頭の「父に似たもの」から、ありがちなんだけど、わかってるんだけど、引き込まれるんだわ、これが。突飛な設定は確かにSFなのだけれど、中身は面白すぎる「小説」で、登場人物が…
そういえば文藝春秋で読んだや、と思い出しメモ。今更ですが。 奇妙な言動をしだす叔父を甥である主人公が観察し、小説化したもの、という設定の小説。プロットのためのメモのようなものが、説明付きで繋がれる構成。叔父の話す奇妙な言葉は、あれは「吃音」…
最近は、今更ながら…な建築の古典的名著などを読んだりしています。 今更、読んだことないなんて言えない…というようなのを…。なので言いません。(なんだそりゃ)
猫本つづき。 有名サイトさんの主役猫さん本。 http://scomu.jp/makocat/あまり説明の余地なし。「まこ」という猫なのですが、なんとも不思議に愛嬌いっぱい、人間的な顔をしてらっしゃるのです。きゃーかわいい!てのじゃなしに、ほっくりなごみます。まこ…
そのまんま、古今東西の猫好き作家・彫刻家・画家etc.とその猫の紹介、もしくは猫が出てくる作品の紹介。表紙は中島らも氏の愛猫とらちゃん。美猫だ。裏表紙は火鉢のふちに手をかけて暖を取る室生犀星のとこのジイノ。これまた愛らしい。 写真が多くて、意外…
最近の読書。メモのみ。映画の予備知識全くなく読んだ。珍しいことらしい。決定版 2001年宇宙の旅 (ハヤカワ文庫SF)作者: アーサー・C.クラーク,Arthur C. Clark,伊藤典夫出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1993/02/01メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 140…
個人的SFプチブーム続き。フィリップ・K・ディックの短編集をお借りしました。サンリオSF文庫で!追記:これはすごく面白かった。あまりハッピーエンドじゃないんだけど。いやむしろ、どちらかと言うといちいち救いがない終わりだったりするんだけど、いや…
九州行く前に、と読みました。追記:博多から九州最南端まで車で駆け抜ける逃亡劇。主人公女の子のバリバリの博多弁が、勢いあって似合っていてたまらなくカワイイです。道中の名所紹介?的な部分もあって。修学旅行で行ったけど、阿蘇山にまた行ってみたく…
いわゆる「老舗のお菓子」の紹介本なのですが、それぞれのお菓子ごとに、杉浦日向子の筆の冴えた戯曲のようなものがついている。友達、夫婦、叔母姪、恋人etc.のものがたりが、ほぼト書きと会話のみで、数ページ。浪花屋のかき氷とか、うさぎやのどら焼きと…
このシリーズ、とても気に入っているものの、文庫になるまでいつも待っていたのですが、今回は親が図書館で借りてきていたのを拝借。話は一気に震災後に飛び、そうして松蔵と安吉親分が住んでるのが同潤会の青山アパートでございますよ。びっくり。書生常は…
ブラジルの作家パウロ・コエーリョ。有名なのは「アルケミスト」ですが、ワタクシ、この本は以前読んであまりピンとこなかったのだよな。それよりは、ごく短い小説ですが、今回の方が良かったです。 舞台はスロベニア。大事件が起きたわけでも、悲痛さもなく…
少年少女向けファンタジー…か。 どこか書評で褒められてた記憶で衝動買いしたのだけれど、買うほどではなかった。主人公ミミズクの喋り言葉が、その拙さ、無知さがストーリー展開上必要なゆえに強調されるのだけど、正直、気持ち悪かった。不幸さに気づかず…
父とワタシでえらく気に入っている浅田次郎「天切り松 闇がたり」の…なんというか、解説、ファン向け読本みたいなもの。シリーズ3巻までしか文庫化されてないけど、もう4巻目も出てるらしいのだよなー。天切り松読本 (集英社文庫)作者: 浅田次郎出版社/メ…
4編の中で、主人公の女の子佐和子が中2から高2まで成長する。ある事件を経て、すこし不器用な両親と、兄がいる4人家族。学校でのあれこれ。 中学生の描き方が一番上手な感じ(作者は中学校の国語の先生)。高校の合唱練習のくだりは、うーん、ちょっと違…
帯には「現代の最も悲痛な恋愛小説」。 でもそんなに悲痛な感じでもないよね…。最終的には悲恋というか悲劇なんだけど。…思い返すと、ちょっとひりひりするけど。 「きれいな女の子との恋愛と、ニュー・オルリンズかデューク・エリントンの音楽」だけが行動…
http://game.spike.co.jp/game/bungaku/kentei.html28/30問正解でした。 まあまあか。勘で選んだのもあったので、ちょっと詐欺。 最初の方は簡単だと思ったけど…蟹工船の船の名前なんて覚えてない。