2004-09-01から1ヶ月間の記事一覧
一日で一気に読んでしまった(通学電車及びゼミ前後大学で。いいのか。若干仕事滞らせ…)。日航機墜落事故。新聞社の主人公。濃い。社会派。男の嫉妬。ちょっと家族愛と山も。いや。でも筆力ある人だと思った。元新聞社勤務ということで当然か。文章に引っか…
星々の悲しみ (文春文庫) 気に入った作家をがーっと読む癖があります。その宮本輝ブームは7〜8年前だったかと。それ以来で何となくの短編集。死が見え隠れするような7編。初版はちょうど20年前なのだが、小説の情景は古くもなく新しくも感じない。変な感…
フランソワーズ・サガンが亡くなりましたね。その作家が書いた同じ時代に生きてる、ってやはりすごいことなのだと思いましたよ。
どうしよう…とか言いながら川上弘美。恋愛短編集。川上節全開らしい。「蛇を踏む」よりいいです。やはり。あれがよくなかったか。しかしせっかちなワタシはあんまりゆったりした登場人物にはちょっといらいらしてしまい。でもそのいらいらも含めてこの人の小…
最近本を買いすぎなので今は再読週間ということに。ホームズを全部読み返してみたりしています。今は「事件簿」を読んでいる。ホームズの一人称だったり(白面の兵士、獅子の鬣)、はたまた三人称だったり(マザリンの宝石)の短編が収められているのも見ど…
やーーっと文庫化されました。ので買いました。映画も込みでずっと気になっている作品だったものの、「蛇を踏む」がどうしても好きになれなかったので、この単行本ほか川上作品に手を出す勇気がなかったのさ。3年半待ったよ。 谷崎潤一郎賞。これ、面白かっ…
あー読み終わってしまった。短い。ような。一晩で起こる出来事が「視点」によってみつめられる。「視点」はものごとかなり突き放してるくせに、時々語り出す。今めくって見つけられなかったけど、わたしたちは等しく時の下流に運ばれる…みたいな一文とか、急…
…を買ったよ。買いましたよ。ああ読みたい。と鞄を眺める研究室の午後。
あー。やっぱり読み始めると止まらない。三人称って初めてかな?(思い出せない)。下手な感想も途中で書けませんが、とにかく世界の終わり〜とかカフカとかアンダーグラウンドとか神の子どもたち〜とか、いろいろあって、今度がこれなのかなあ、とか。
朝日新聞でもう4年目になる身辺雑記連載をまとめた3冊目。前2冊も持ってます。(2冊目は貸しっぱなし。心当たりの方は速やかに返却を。)今回は、実際観に行ったオケピ!や、はまりまくっていたHRなんかの話が多く。なので更に感情移入?出来。しかし…
小川洋子どうなのよ。と思いながら買い続け。これは当たり、面白かった。微妙に繋がる登場人物たちの11の短編。その繋がり方は微妙というか実にうっすらと、なんですが。そしてタイトル通り「弔い」がテーマだった…ということを、読み終えて作者のあとがき…