アフターダーク/村上春樹 読み終わり

あー読み終わってしまった。短い。ような。一晩で起こる出来事が「視点」によってみつめられる。「視点」はものごとかなり突き放してるくせに、時々語り出す。今めくって見つけられなかったけど、わたしたちは等しく時の下流に運ばれる…みたいな一文とか、急に入ってくるので、残る。最近の村上小説の中では一番好きだ。夜の匂いをくんくん嗅ぎたくなる。夜中に読んでよかった。感想難しい。ワタシの中で浅井マリはなんとなく深津絵理になってました。
発売日(前)に単行本で買うくらい思い募る相手(作家)は今のところこの方くらいだなあ。
あと深津絵理をイメージしてしまったせいか、最初マリはまっすぐな黒髪と語られていたのに、途中で本人が「癖毛だから」とか言ってるのが気になってしまったよ。