センセイの鞄/川上弘美

センセイの鞄 (文春文庫)
やーーっと文庫化されました。ので買いました。映画も込みでずっと気になっている作品だったものの、「蛇を踏む」がどうしても好きになれなかったので、この単行本ほか川上作品に手を出す勇気がなかったのさ。3年半待ったよ。
谷崎潤一郎賞。これ、面白かった。映画も観てないので、映像は特に浮かばず。ただツキコさんの小島孝へのもやもやだったり、飛ぶ教室になぞらえた「期待するなかれ」だったりが、意外にもぴたりぴたり、と来る感じで。そうか、こういう終わり方だったのね。幸せだったんだね。よかった。解説は謎。なんだこれ。
こうなると川上弘美、もう少し読んでみるか…しかし雑誌掲載のエッセイなんかも、イイ!と感じるときと、ダメなときと両方あって、やはり手が出にくい。誰か貸してくれるといいんだが。結構見境なく本を買う癖に妙に躊躇中。あー。あと「センセイの鞄」映画も観てみるかなー。
訂正。映画じゃなくてBSのドラマでした。キョンキョンの。↑