2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧
これも文庫化待ってたぜーの一冊。そして解説まで読んで作者が男性なことを知る。勝手に女性だと思っていた。すごいね。サイドカーに犬、と表題作の中編(短編かな)2編の一冊で、前者は女の子(が大人になる)、後者は男の子(そのまま)が主人公。女の子…
買ったのは文庫です。文庫化待っていた。単行本の表紙絵は松尾たいこさん→(装丁:坂川栄治+藤田知子)で、ちょっと惹かれてたのですが、文庫表紙はE・ホッパーになってた。でも、あれ、元々これだったっけ、と思う違和感のなさ。そんなもんか。 山本周五…
やっと後半出ました。分厚いですよ。伊507の運命や如何に。謀議、裏切り、仲間割れ、ありえない計画、そして戦闘で息もつかせぬ展開。物語の舞台も潜水艦内、南方の島、日本、連合国軍と目まぐるしく変わり、ついに原爆は投下され…。テニアン島へ近づいて…
芥川賞受賞作ということで。…文藝春秋の中吊り広告で書かれてたような奈良の事件を予見!?なんて要素はないんじゃないかと思うよ。 ロリータ趣味の男がそれが原因で家庭と仕事を失って、それで…。という話ですが、たとえば伊尻とか沙央里とかいう名前で出て…
最近ラーメンズはまりまくりのワタシに、と貸してもらった一冊。読書というか…漫画なんですが…。しかも1,2巻は持っていないということで突然3巻。なんだそれはー。…と思ったけれど、面白かった。面白いんだよー。間が。絶妙。1,2巻探して買おうかな。…
待ちに待ったいしいしんじさん新刊。短編集です。待ちに待った…つーても大部分は既読の短編…。角川のウェブサイトで連載していたものを含みます。 すごく短いのも含め、19編。それだけあると、やっぱり当たりはずれというか、すべてがイチオシとは言い難い…
30年以上前の著者の第一作を改稿し、文庫化したもの。裏表紙の短い解説文で、鮎川哲也が褒めていたので、気になって購入。 「…ラストでそれが作者の仕掛けたワナだったことを知らされる。その驚きは圧巻だ。…私は、…読み終えてしばし呆然としたのである」ま…
妻を失った脚の悪いおじいさんの生活。優しかったりお節介だったり勘違いしたりする子供たちや、古くからのお手伝いさんだった女性や、若い頃の思い出の土地と同窓会、本当に大好きだった奥さん…そしてどこからともなく現れた白い犬。一人称三人称入れ替わり…
後輩に借りました。話題作ですね。この作家さんは知らないので読まず嫌いもどうかと思いチャレンジ。 個人的にセカチューよりは面白かった。映画CMや書評なんかでイメージしていたより話は凝っていて。残された旦那と息子はごく普通の親子なのかと思っていた…
ヴィヨンの妻 (角川文庫) 部屋の本棚にあった…ので間違いなく再読のはずなんだけれど、あまり記憶がなかった。角川文庫クラシックスというシリーズで平成10年初版。そして解説が小川洋子でした。びっくり。 パンドラの匣、トカトントン、ヴィヨンの妻、眉山…