2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧
中央公論社の編集者だった村松友規氏が依頼して始めた連載をまとめたという一冊。今までの多方面渡り歩きエッセイとは異なって、これは理科系読み物。表題通り、子供に「どうしてどうして?」と問いつめられたときのパパとママの答えが、これはとんちなどじ…
たまたま、研究室の後輩が読んでいたので、キャストについて云々。妻夫木さんも竹内さんもワタシは嫌いじゃーないんですが、この話の主人公たちにはとにかく近寄りがたい高貴な気品をがんがんに醸し出して欲しいので、この2人だとちょっと「庶民派」過ぎる…
ふと。いやまだ終わってないけども今年。あと二ヶ月のうちにまた新たな発見があるかもしれないけど。発見、というよりは再発見なのか。世間様には充分既知なわけだしな。…ぶつぶつ言ってますが(ワタシの文章はいつもそうですが)、要は今年読んだ中でイイ!…
新潮の最近の星さん再発見3冊目。これまでの2冊より知ってる話が多かったような…。知ってるような気がしただけでしょうか。完全未収録だらけじゃないみたいだったし。星さんらしいショートショート数編、表題作は中篇かな。あとはちょっと趣の違う火星探索…
ISBN:4041366054 勘違いしてました。夢野久作という作家は、もっと最近の人なんだと思ってました。無知ですみません。そういえば、夢野久作を好きだと言ってた知り合いは、江戸川乱歩や坂口やら谷崎やらも好きだと言っていたなあ。そういうことかー。 という…
買ったら負けかな…。でもワタシの周りで買う人いなさそうだな…。どうすっかな…。と考えていたのですが大学生協にあったので買ってしまった。やるな。大学生協。←何が 面白かったです。猫村さん素晴らしい。うちにも来て。でも何巻まで出るんだろう。一巻を買…
で、文庫を発見したので読んでみました。うーんー。印象あまり変わらないかな。服装の描写が詳しかったり、モノローグのはじめと終わりで主語変わってんじゃん?という文章があったりとか、微妙なとこがひっかかってしまって、そうして淡々とした感情表現が…
後輩さんに単行本で借りました。カタイ。文章が堅めで説明口調。というのがちょっと苦手だなあ。まどろっこしいのです。写実的というのとも違うんだよな。ワタシの趣味からするといらん描写が多い。話を紡ぐ力は感じるのだけれど、文体が好みじゃなかったで…
短編集。らもさん。「永遠も半ばを過ぎて」を読んだときほどの興奮はなかったなあ。ううむ。でも上手だ。一編一編タイプの違う話がそれぞれうまくまとまってる感じがします。最初の「日の出通り商店街 いきいきデー」が意外にも大流血バイオレンスなので(タ…
配偶者を求めております 一、ごく贅沢に育てられたひと 一、ただし貧乏を恐れないひと 一、気品、匂うが如くであること 一、しかも愛らしい顔だち 一、エロチックな肢体をあわせ持ち 一、巧みに楽器を奏し(ただし、ハーモニカ、ウクレレ、マンドリンは除外…
また買ってしまった。読み始めると止まらないな。変わらずのエッセイ集です。今回はネコに関する話がいくつか。猫好きなんだなあ。飼ったことないくせに(しかも猫アレルギーっぽい)猫との暮らしに憧れるワタシにとっては、伊丹さんとこの「黄金丸」のかし…
よかったです。本屋で見かけて即手にとってしまいました。好きな作家、というにはあまりに寡作なのですが、前2冊の「夏の庭」「ポプラの秋」も、いいんだ、とても。どれも子供が主人公ものでして。最近は幾人か大丈夫な作家も見つけてますが、そもそもは子…
浅田次郎の軽口、しかしお涙頂戴モノです。死後の世界が描かれています。死んだ後、どうなるのかを裁く役所みたいなのがあって、そこでの手続きを経て、現世に「条件付き」で戻れたりなんかして。無茶苦茶なんだけど、つい読み進んでしまいましたよ。百貨店…
3冊目。これは昭和51年初版。今までのものよりもうすこし脈絡なくいろいろな話を集めている。いつもの調子のエッセイと、短編小説みたいなのと、あとインタビュー記事だったりレポートだったり…これは全部リアル?なんだよな? 伊丹さんに抱いたイメージそ…
すっかりはまってしまった。伊丹さん。痛快で気持ちよい。うはは、と笑ってしまう。 やっぱり偉そうなんだけど、素晴らしい。解説池澤夏樹氏も言ってましたが(2005年 再版での解説)、やはりこれを昭和40年代前半に書いていたというところがすごいん だろう…