向田邦子 暮しの愉しみ/向田邦子 向田和子
向田邦子さんの末の妹、和子さんが語る、邦子さんの思い出、彼女の集めた食器、つくっていた料理、好きだったものetc.
特に、得意だったという料理…向田邦子プロデュースで、和子さんが「おかみ」としてやっていた「ままや」で出されていた料理だったり…は、どれも簡単で、でも美味しそうで、これは素敵(鶏のしそ焼き、筑前炊き、焼きネギと生しいたけのごまあえ、人参しらす…)。「ままや」は「おいしくて安くて小綺麗で、女ひとりでも気兼ねなく入れる和食の店はないだろうか」とオープンしたのだという。ああ、そんなお店、欲しいよね。30代になって、それこそ、ひとりでお酒も呑んでしまうけれど、それでもなかなか、そんな「ひとりで」幸せなお店に出会えていない。…「ままや」の板前さんだった方が開いたお店が、いま新橋にあるという。この本を貸してくれたmin.ちゃんと、今度訪ねてみようと思います。ていうかこの本、自分で買うわ。お料理のページだけでも買いです。
いや、ほかにも、可愛がっていた猫のこと、その写真、世界各国で、また骨董市などで集めた食器の数々も、ココロ惹かれる感じです。
- 作者: 向田邦子,向田和子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/06/25
- メディア: 単行本
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追記:新橋のお店、調べてみたら今年の3月に閉店しておりました…。残念だなあ。