2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

輪違屋糸里/浅田次郎

久しぶりの浅田次郎。新撰組芹沢鴨、近藤勇、土方歳三…といったお馴染みの面々を、新撰組の浪士がお世話になっていた家々のおかみさんや、芹沢の愛人となった女性、そして島原の女達を通して通して描いている。 輪違屋というのは島原の置屋。糸里はそこの芸…

片想いさん −恋と本とごはんのABC/坂崎千春

ものすごく好き…というわけではないけど、その時々ではまるキャラクターというのがあって、ここ数年は間違いなくSuicaのペンギンがお気に入りなのでありますが、そのペンギンを描いているイラストレーター坂崎千春さんのエッセイ。テーマはタイトルそのまん…

幼年期の終わり/アーサー・C・クラーク 訳:福島正実

asin:4150103410 SFというと読んだな、というのは「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」くらいで、あとは星新一のみ…スターウォーズですらまともに見たことない…のが今まででしたが、先日のJ.P.ホーガン以降、名作と呼ばれているものに関してはちょっと興味…

天国はまだ遠く/瀬尾まいこ

前々からちょっと気になっていた、現役国語教師という若い女性作家さん。気になっていた、程度だと文庫で読みたかったのだけど、全然出てないんだよな。これは昨秋に出ていたのをたまたま発見。うっすい文庫です。 まあ、ある意味、思ってた通り。平易でやわ…

深追い/横山秀夫

本屋で見つけて衝動買い。横山秀夫の文庫だー♪ということで。これまた警察小説・短編集。大興奮の「第三の時効」とはまた別で、「陰の季節」ほど裏方ばっかりでもなく、警察という組織のいろんな部署の人物が、三ツ鐘署という同じ署内でそれぞれ描かれる。 …