片想いさん −恋と本とごはんのABC/坂崎千春

ものすごく好き…というわけではないけど、その時々ではまるキャラクターというのがあって、ここ数年は間違いなくSuicaのペンギンがお気に入りなのでありますが、そのペンギンを描いているイラストレータ坂崎千春さんのエッセイ。テーマはタイトルそのまんま。アルファベット27文字分、27章の片思いと本とごはんの話。
32歳まで片想いしかしたことなかったというさかざきさんの、あの頃やその頃のそれぞれの片想い記録。名人の域に達してるかのような片想い達人ぶりも興味深く、文章も読みやすい。勿論イラストもかわいい。
気になったのは紹介された本たち。27章で38冊。そのうちワタシが読んだことあるのは23冊。6割。
あしながおじさんとか銀河鉄道の夜とかも入ってるから、普通かもしれないけど…でも佐野洋子「わたしの猫たちゆるしてほしい」、フジモトマサル「長めのいい部屋」、池澤夏樹スティル・ライフ」など、ワタシがかなり思い入れを持ってる本も紹介されていて、なんというか、同じ匂いが嬉しい感じ。

片想いさん―恋と本とごはんのABC

片想いさん―恋と本とごはんのABC