2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

きみのためのバラ/池澤夏樹

昨年春に出た短編集。文庫化待つつもりだったのに、つい手にとってしまいました。するする読めてしまい、なんだか勿体なくなって途中何度か休憩しながら読了。舞台は順に東京、バリ、沖縄、ブラジル、ヘルシンキ、パリ、カナダ、メキシコ。主人公の性別も年…

エレンディラ/G.ガルシア・マルケス  訳 鼓直・木村榮一

「百年の孤独」をamazonで探していて、その過程で何冊かガルシア・マルケスを買ってしまいました。これはちくま文庫の短編集。幻想と現実の空気の層が幾重にも重なり合って不思議な像を見せてくれてるような。淡々と無茶苦茶な。そんな短編たち。1つめの「…

僕とポーク/ほしよりこ

そしてこちらはお借りしたほしさん。「たろちゃん」、「僕とポーク」、「文豪の苦悩」、「鳥」の4編収録の漫画短編集。「たろちゃん」、男の子かと思ったら本名タイ子ちゃん、てサザエさんですか。ケータイ交差点に埋めてもらったユカちゃんのエピソードが…

きょうの猫村さん 3/ほしよりこ

友人が音楽雑誌を買うのにHMVに行く、というのでついて行ったら、そこで発見!猫村さん3巻。なんと発売日でありました。たまたまなのですが、もちろんその場で購入。 猫村さんパワー?はますます強力になっており。首つっこむつっこむ。余計なこと喋る喋…

苔とあるく/田中美穂

倉敷に「蟲文庫」http://homepage3.nifty.com/mushi-b/という古本屋さんがある。店主は田中美穂さん。蟲文庫と田中さんは、ずっと昔から知っていた。何かの雑誌で読んだのだ。Oliveだったかと思っているけれど、確証なし。そしてそれが倉敷にあるお店だとい…

文豪怪談傑作選 川端康成集/川端康成 、東雅夫 編

通勤時間が短くなりすぎて、読書はなかなか進まなくなりました。家では仕事関係の本を読むようにしているので、つん読小説が増えている。これは図書館から借りたものの読み終わらず、一度返して延長してきました。 川端康成は新潮文庫で出ているのはほぼ持っ…