鬼平犯科帳 21/池波正太郎

細川峯五郎がまた探索方に戻ってくるきっかけとなる「泣き男」から始まって6篇。「瓶割り小僧」は平蔵若き日に、そこいらの悪ガキだった少年が盗賊となって捕らえられたところから始まるちょっと珍しい話。
「麻布一本松」は前巻「助太刀」から繋がるんだけど…だからこの「助太刀」と「麻布一本松」だけ、前にも読んだ気がするのはナゼ!?あとは蓮沼の親方の「討ち入り市兵衛」、そして大島同心の悲しい話「春の淡雪」収録。