鬼平犯科帳12/池波正太郎

ISBN:4167142643
そして合間に鬼平を読む。最近更に江戸〜明治の地名に詳しいので、読んでると頭に地図が浮かびますよ。
この巻で記憶に残るのは「密偵たちの宴」が一番かな。さんざん大活躍の密偵たちが集まって、むかしの盗み(おつとめ)の思い出話をしているうちに、またやりたくなってしまうという。証拠を残さず迷惑もかけず、ならいいんじゃないか。一度だけ…。という男連中5人をおまさがいやな顔して見ている。結局それだけの話に終わってないのがよかったですよ。
「白蝮」は男装の麗人?でレズ?の剣士泥棒が出てきますが、これはちょっと話が練れてないような。沢田小平次を絡める必要あったか?