鬼平犯科帳 13、14、15/池波正太郎

ISBN:4167142325
ISBN:4167142333
新装版 鬼平犯科帳 (15) (文春文庫)
次何を読もうか迷う間に鬼平3冊。
13巻
「墨つぼの孫八」は何やら可哀想な話。「春雪」はあまりおもろくなかった。「一本眉」は木村忠吾が、一本眉の盗人に気のいい浪人と気に入られたりする。悪い盗賊やっつけちゃうし。これは良かった。

14巻
ええええ。なんで伊三次がー!!!そんなー! およねとの最後、みたいな描写が欲しかったなあ。でも「五月闇」秀逸。

15巻
初めての長編。いろんな登場人物が入り乱れてあっちゃこっちゃ飛び回るのでたまに混乱。牛久と江戸、馬で二往復とか無茶するし。木村忠吾がずいぶん勇ましく育ってきた。辰蔵はどうなるのやら。うーん。しかしさまざまな伏線張っての長編にしては、最後があっけないかなあ。佐馬を襲ったのは別口だなんて、ちょっとひどい。