老人力 全一冊/赤瀬川原平
赤瀬川さん大好きなんですが、恐らくはベストセラーのこれは、一冊目を立ち読みしていただけでした…。「老人力」と「老人力2」を両方収録して「全一冊」です。
路上観察学会での「老人力」の誕生逸話からはじまって、赤瀬川さんが、じゃあ老人力ってなんだろう、こういうことかな、これもそうかな、と綴るエッセイ。でいいのかな。
2の方では、「老人力」を出したあとの世間の反応などもまじえつつ、でも淡々と、かわらず、こういうことじゃないかな、が続く。
老人力がついた、と気負わずにいるのも、若くいたい、と力入れて頑張るのも、自分の将来には両方あるだろうと思うのですが、老人力だからしょうがないもんねー、と妙に開き直るバカ老人な自分もちょっと見える気がする。いかんいかん。