お家賃ですけど/能町みね子

というわけで、忘れていた数冊のうちひとつ。能町さんが、牛込で住まわれている古い木造アパートでの暮らしなどなどを綴ったエッセイ。名付けて「加寿子荘」…は、大家さんの名前が加寿子さんだから、勝手にそう呼んでいるそうで。
築40年ということだけど、能町さんはもっと古そうだと踏んでいる。情報少ないけれど、わたくし的(ケンチク歴史屋さん的)には戦後すぐあたりではなかろうか。牛込あたりって戦災被害あったよな?でもって昭和25〜30年築ならば、5-60年ものくらいでしょうか。木造2階建。間取りはそれぞれ違う。大家さんちである1階に合わせて作ったんだろうな。風呂なしだけど台所とトイレがある。
「暮らし」がそこにある感じの空気って、よい。そして能町さんの文章が馴染むんだわ。

お家賃ですけど

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