2004-12-08 通崎好み/通崎睦美 この方との出会いは春に訪れた京都。makiさんに連れられて行ったお店でいただいた大山崎山荘での展覧会チケットと、makiさんにいただいた「天使突抜一丁目」という本。 プロのマリンバ奏者であり、古い着物を集めて、そして着ている方であり、文章も書かれる「通崎さん」。大山崎美術館で夏前に開催された同名の展覧会の話を中心に、通崎さんの好きなもの、好きな人などが語られる一冊。いろいろな引き出しがあって音楽、着物、食べ物、須田剋太や小磯良平による子どもの頃の肖像など、次々に溢れて色鮮やかに広がる。中でも惹かれたのはオーダーメイドの梯子の話と、世阿弥「風姿花伝」の話でありました。