どうせ、あちらへは手ぶらで行く/城山三郎

城山三郎が亡くなる近くまでつけていた手帳のメモをまとめたもの。奥さんが亡くなられたときのことなども。何かで目にしてた「そうか、もう君はいないのか」を読んでみたいな、と思っていて、先にこちらを手にしてしまった。
編集者の手は入っていますが、まとめられるつもりで書かれたものではないので、正直すこし読みづらい。でも鬼気迫るというか、手触りのようなものもそのまま感じられる。ラストに、容子夫人と初めて出会った年の手帳からの抜粋がある。

どうせ、あちらへは手ぶらで行く (新潮文庫)

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