吉田屋とヒント/吉田裕子

京都のとても素敵なお店「吉田屋料理店」の裕子さんが書かれた一冊。3月末に行ったときにお店で購入。
「ちょっとかわった器のコレクション、旅先の美味しいものの話、旅にまつわる話をたくさんの写真とともに書き下ろしました」
…のご紹介通り。台湾、韓国からトルコ、フランスなどなど世界各国の料理や、それを食べたときの思いや、作ったときのこと、そして吉田屋でも使われているおもしろくて素敵な食器について。
ああ、そういう軽いエッセイね。などと決して思われたくない、深さと面白さがあります。著者の吉田裕子さんとはお店でしかお会いしたことがないのですが、何というか、ものすごく、地に足がついている感じというか。揺らがない芯から放つオーラがある方だと勝手に思っています。書かれる文章はかなりさっぱりしていた。料理の味付けに対する分析などそれもとても好み。
まあとにかくとてもおなかがすきます。


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