日本人の知らない日本語/蛇蔵&海野凪子

流行りモノを読んでみました。
外国人に、日本で、日本語を教える「日本語教師」の体験談を漫画化したもの。単純なのだけれど、咄嗟に・かつ的確に説明出来なさそうな日本語について、さらさら解説してくれているのを見てるうちに、目を通しておこうかしらんという気になって買ってしまった。
「さしつかえなければ」と「おそれいりますが」は、相手に断る余地をどれくらい与えるかが違うのだとか。
目上の方に「頑張ってください」と伝えたいときには…たとえば「お疲れの出ませんように」ならふさわしい、とか。
外国の方にきちんとした日本語と、その使い方の「根拠」を説明することは難しいだろうな。
ふと思い出す。現在研究室に所属する韓国人留学生さんは、話すことこそすこしクセがあって外国人ぽいのですが、書くのは字も文章もかなり上手。聞けば、来日当初、正しい日本語を身に付けるために毎朝新聞の社説をすべて書き写すことをしていたのだそう。いまでもたまにやります、との発言に、生粋日本人の学生たちが恐れ入っておりました。

日本人の知らない日本語

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