新・都市論TOKYO/隈研吾・清野由美

珍しくケンチク本、しかも最新もの(2008年1月出版)。集英社新書です。本屋で見かけたのでなんとなく買ってしまったけれど、うーん…。主にここ数年の東京の再開発について、汐留、六本木、丸の内なんかを、建築家隈研吾とジャーナリストの清野さんて方が歩きながら対談形式で語る。代官山、また町田なんてテーマもあるので、大金の投じられた都市のことばかりでもないですが、新しい視点というわけではなし。
わかりやすい。挙げたそれぞれの場所の都市的な「特徴」はよくわかるのではないでしょうか。やたらと字も大きくて行間広いのはどうかと思うけれど。でもそれ以上何もないかなあ。隈さんがのらりくらりと云うか、もうそれ何も言ってないじゃないか、どうでもいいんかい、という感想しか述べてない印象。TOKYOと銘打っておきながら、最後北京に飛ぶのですが、え、締めそれなの、と。

新・都市論TOKYO (集英社新書 426B)

新・都市論TOKYO (集英社新書 426B)