オンリー・ミー 私だけを/三谷幸喜

三谷幸喜がちょうどいまの私くらいのときの年齢で書いたエッセイ。舞台はあまり見ない…と言いながら珍しく何作か見ているくらいには三谷幸喜ファンですが、そしてエッセイも何冊か読んでいるのですが、リアル三谷幸喜と友達になりたいかというと…微妙。ってエラソウですね。友達にもなってもらえないかもしれないよむしろ…。最初の方の、原稿書きのためにホテルで缶詰になってるときの奇行ぶりやら、梶原善氏への嘘話だとか、なかなかに迷惑だったり困った大人な雰囲気です。そういうとこまで計算づくで書いているのかもしれないけど。いや。どうかな…。
小泉さん、首相になったら面白いかも、と90年代アタマに書いてるのはちょっと先見の明かなあ。
あと、全編通して一番痛々しいのは、彼女をレストランに連れて行く話だと思いました。(以前見かけて素敵だと思った”高級”レストランにクリスマスデートに行ったら… きゃー!!!)

オンリー・ミー―私だけを (幻冬舎文庫)

オンリー・ミー―私だけを (幻冬舎文庫)