マネーボール/マイケル・ルイス  訳 中山 宥

AMAZONに載ってた、出版社からの内容紹介抜粋。だいたいこんな本。

勝つためには一流の選手を集める、そのためには資金が必要、というのが、球界の常識。その常識をくつがえしたのが1997年に35歳でオークランド・アスレチックスGMに就任したビリー・ビーンである。彼は「無名の実力派」を「格安」で手に入れて、4年連続でプレーオフに進出するという、みごとな勝ちっぷりをみせた。「この貧乏メジャーリーグチームがいったいどのようにして目覚しい実績を勝ち取ったのか?」ドラフトやトレードでの絶妙なかけひき、まったく新しいデータ活用法と戦術、さらにこの本には、アスレチックスという新天地でみちがえるように才能を開花させる選手たちの様子がくわしく描かれている。メジャー・リーグで奇跡を起こした熱血GMとはいかなる人物なのか?そして格安の年俸ながら優勝する実力をもった選手たちとは?球団経営という知られざるビジネスの全貌と、魅力的な登場人物がおりなす感動的な人間ドラマが融合した一冊。野球ファンだけでなく、ビジネスマンからも圧倒的賞賛を送られた全米ベストセラー!

日本プロ野球馬鹿ながら、MLBはなんとなく興味が薄い(イチロー松坂の結果が気になる程度)ワタシですが、この本読んでちょっとメジャーに興味を持ちました。「背景」は日本の球団もそんなに変わらない。球団経営者は概して「アタマが固い・古いイメージ」という背景。
ビル・ジェイムスという人物が独自の解析で新しい選手・チームの評価指標を打ち立てちゃうくだりとか、面白かったです。ごくかいつまむと、大事なのは打率ではなく、アウトにならないこと、出塁すること。でもそのデータの価値の気づく人間が本当に少なかったということ。面白い試合になるかどうか、より勝つことだけに力点が置かれてしまうと寂しい気もするけど。

…ふむふむ。ヤクルトの新外国人ガイエルは、そーゆー点ではやはりとってもいい選手なのかもー。(最後独り言)

マネー・ボール (RHブックス・プラス)

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