2006-09-15 鬼平犯科帳 24 特別長編 誘拐/池波正太郎 小説 時代 鬼平、最終巻。…てことを意識せずに読み始めてしまって(なぜか勘違いしてこれが23巻だと思っていた)、長編の最後が「作者逝去のため未完」になっていたときの衝撃と来たら!!電車の中で「嘘っ!」と叫びそうになりましたよ…。長編の前に「女密偵女賊」「ふたり五郎蔵」の短編が入っています。「ふたり五郎蔵」での辰蔵は、よくぞここまで、と感涙の成長ぶり。そしてここで出てきたお糸とか、髪結いの五郎蔵改め平助とか、池波氏はこの先の話で登場させる気だったのだろうなあ、と思うと悲しいです。