球界再編は終わらない/日本経済新聞社編
ワタシと同じ、いやそれ以上の野球好きSちゃん(同い年♀。生粋G党)が「面白いから」と押し付けるように渡してくれた一冊。確かに面白かったです。去年〜今年にかけてプロ野球で勃発した球団統合、1リーグ思想、球団経営もしくは日本プロ野球界の抱える問題、新規参入球団、などなど事件・問題を網羅的に拾ってまとめてくれている。コラムやインタビューもなかなか良くて、松原さん(選手会事務局長)とか根来さん(コミッショナー)が何考えていたのかもわかりました。賛否は置いといて。
ただ書いてる人たちはスポーツライターではないということで、綿密な取材に基いてはいるらしいけれど、良くも悪くも傍観者感が強い。感情入ってるファン側としては当たり前だけれど物足りない。そして頑張ってるノンフィクションにしては、ちょっと文章が稚拙。惜しい。だいたいの流れがわかった上で読んでる身としてはいいけれど、説明不足な部分も多いと思い…でもこんな本読む人は野球好きにほぼ決まってるから、いいのかな。そしていつもより感想も長いよな。