「間取り」で楽しむ住宅読本/内田青蔵

「間取り」で楽しむ住宅読本 (光文社新書)
お世話になっております内田センセの新刊新書。「間取り」今流行ってるっぽいしな、局所的に。住まいと生活の近代化を、玄関、台所、居間、寝室etc.部屋の役割ごとに分けて語っていきます。日本の現代の、この生活形式というのがそもそもいつから一般化してきたのか、というとここ100年くらいなわけです、という話。やはり「靴を脱ぐ」という行為が独特のものであるということには納得。あとは結局、外に接する接客・もてなし空間とそれ以外、というのが間取りの成り立ちを整理する要素なのかな。噛み砕いて優しく諭す口調なので、とっつきやすいです。ただ引用が多かったり、それをまた説明してたり、ちょっと冗長かな…。途中何度か眠くなり、読むのにちと時間がかかりました。センセイすみません。