まぶた/小川洋子

まぶた (新潮文庫)
年が明けて3分の1くらいの時間を風邪をひいて過ごしています。不本意。電車の中で本を読めないくらい具合が悪いというのも近年珍しい。
薄っぺらい文庫で短編集。小川洋子。1編目「飛行機で眠るのは難しい」と最後の「リンデンバウム通りの双子」が気に入る。あとは…?。
「バックストローク」は、他の短編でも使われているモチーフだよね。左手を上げたままになる水泳選手の弟って。小川さんの小説にはたまに印象的な「弟」が出てくるけれど著者本人には弟がいるのだろうか。と弟がいるワタシは気になってみたり。