光の教会 安藤忠雄の現場/平松剛

光の教会―安藤忠雄の現場
バイト先の本屋ではずっと目にしていたし売ったりしてましたが未読でした。安藤忠雄光の教会大阪府茨木にあるプロテスタントの教会が依頼され設計され施工され竣工するまでを部外者(でも建築分野の人)の目で綴った一冊。
もっと、安藤忠雄の建築、建築論、設計手法に関する本かと勝手に思っていたら、むしろ、施工過程の方にスポットが当てられていて。有名な建築家、がヒトリいるだけで建物が建つわけでは全然ないという当たり前のことが、建築家以外の人〜それは施主から職人まで含め〜の苦労と努力とを描くのにページを割いて説明されておりました。
なんつうか、大学入りたての建築学生時代に読んでおきたかったかな。今読んでも面白いけどね。そして光の教会は見たことないので行ってみたいと素直に思いました。かなり親切に書かれているので、建築専門じゃないけど建築や安藤忠雄が好き、という方が読んでも、あーこうやって造ってるのか、というのがわかっていいんじゃないかと。