三島由紀夫/三島由紀夫レター教室

三島由紀夫レター教室 (ちくま文庫)
ABCにて散策していたら、三島は朱色背表紙の新潮文庫はほぼ読んでるけれどその他はあまり知らないことに気付き。筑摩文庫で結構出ているので手を付けようかと。
これはかなり軽口異色作、と聞いたことがあった本。確かに短編でなく一冊丸々この調子なのは初めて読んだかも、という流行言葉、軽口連発。登場人物名もふざけ気味。中年女性、中年男性、青年男子、男子、女子の5人の手紙のやりとりで綴られる一冊。宮本輝錦繍やら姫野カオルコ/終業式、なんかと一緒。オバハンの厚かましさと自己憐憫とかオッサンの自己正当化とかワカモノの自己陶酔とか…生々しくそしてわかりやすく。ばかばかしいけど面白いです。出てくるオバハンくらいの年齢(45歳)で読み返したら、またいろいろ考えそうだわ。