2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

パンツの面目 ふんどしの沽券/米原万里

ロシア語通訳 故米原万里さんの一冊。タイトルのまんま。タイトル通りの話を中心に他もありのエッセイ集かと思いきや、違いました。最初から最後まで、パンツとふんどしの話。 勿論米原さんらしく、プラハの学校時代のエピソードを中心に、「下を隠す」恥の…

女のシゴト道/太田垣晴子

太田垣さんの画文。漫画ジャンルではない気がするので「其他」も入れておく。 いろんな職業の女性に話を聞いて、どうしてなったのか、どんなことするのかを紹介。女性誌か女性向け就職情報サイトなんかで死ぬほどありそうで目新しさもないものの、つい買って…

四文字の殺意/夏樹静子

文庫版は今月の新刊。先日の給料日衝動買いの一冊。 「ひめごと」「ほころび」「ぬれぎぬ」…などなど、4文字の言葉がタイトルになった6編の短編集。伊豆高原へ向かう電車内で読み始めた1話目「ひめごと」の舞台が伊豆だったため、おおお、とはまったりし…

暮しの眼鏡/花森安治

「暮しの手帖」の花森さん随筆。単行本初版は1953年。 いろんな随筆の集まりです。曰く「いわゆる家常茶飯について」、「それがどうした」、「未完成旅行案内」、「サラリィガール十戒」etc. 上手だよね。話題の選び方。時代錯誤感ももちろんありますが、負…

1Q84/村上春樹

読み終えたのは一週間くらい前か?単行本通勤鞄に入れて持ち歩いてしまった。ものがたりはまだまだ続いていくかのような終わり方。青豆は本当にそうしなければならなかったのか?天吾はこれからどうやって生きて行くのか。まだ読ませて…と手を伸ばしてももう…