ISBN:4480030212 英米文学者・文芸評論家であり小説家でもあり、ケンブリッジを中退していたり、そして元首相吉田茂の子息であったり、の吉田健一氏の随筆。本屋でふ、と手に取っただけの一冊ですが。面白かった。すごく舌に合う文章。★５つですわ。 軽妙洒…

https://www.d-department.jp/d/vol02/index.html D&DEPARTMENT小冊子調雑誌２号。まあ１号目と変わらず。うーん。なのですが、これはもう買わないかもなあ。wandelほど「結局好きなのでした」とならないのでした。ううむ。普通です。ロングライフデザイン、…

http://number.goo.ne.jp/ （↑これがオフィシャルＨＰなのかしら？）最新号の特集は「日本選手の25人ベストゲームを語る」。選ぶ試合をここ25年に限定しているのでワタシも記憶にあるような話が多くて、オモシロイ。 一気読み。イチローが今あるのは、あの年…

ISBN:4635926400 新創刊のお散歩雑誌。山と渓谷社。のんびり癒し系路線でして、最近こういうの多い感はありありと感じますが、いろんな人の東京お散歩地図だとか、軽井沢散歩だとか、結局好きなのでした。こういうの。購入のきっかけは友人イラストレーターR…

雑誌三題

朱色背表紙新潮文庫でなく、ちくま文庫で三島を読もうシリーズ（勝手に。まだ３冊目。ここに書くのは２冊目）。これもABCで購入。自殺に失敗した男が、もう惜しくもない自分の命を売ります、と新聞広告を出し、その結果命を買いに来たもろもろの依頼主と事件…

前に表紙を目にして気になっていた本を、このあいだABC行ったときに購入。そう、表紙は軍艦島です。そして舞台も廃墟と化した無人島。長崎の沖。そのもの。というわけでリアルにあの圧倒的かつ不穏で神秘的な空気を記憶に蘇らせながら読んでみました（なんで…

福井晴敏３冊目。コレが一番小説として完成されてるような。舞台は現代日本。先日読んだ「Twelve Y.O.」から続く内容。自衛隊と、防衛庁の秘密情報局ダイス、そして究極の毒ガスＧがまた出てきます。あとは北朝鮮の工作員とアメリカの思惑。日本のぬるま湯外…

ワタシと同じ、いやそれ以上の野球好きSちゃん（同い年♀。生粋G党）が「面白いから」と押し付けるように渡してくれた一冊。確かに面白かったです。去年〜今年にかけてプロ野球で勃発した球団統合、１リーグ思想、球団経営もしくは日本プロ野球界の抱える問題…

ISBN:4101035016 なんで今更独歩かというと、ラーメンズのコントでの登場が頭から離れず。読んでみるかー、と。なんて理由でしょう。しかしそんな不埒な取りかかりだった為かなかなか進まず。自然主義文学より耽美派が好きなのよね、などと言い訳（自分に）…

ローレライの作者福井晴敏の実質的デビュー作。江戸川乱歩賞受賞。それなら納得、かな。自衛隊の存在意義、沖縄の米軍問題、世界の警察・米国と、骨抜きの日本、すべてを精算するため沖縄を犠牲にするのか？…そしてサイバーテロ、出生の秘密、二重三重の裏切…

ISBN:4042664016 ポール・オースターのデビュー作だそうです。オースターは最近の柴田元幸さんの訳でしか読んだことなかったので、ちょっと文体違って感じてしまったかな…。 はじまりは真夜中の間違い電話。作家である彼を探偵と間違えての事件依頼。ミステ…