2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

9坪の家/萩原修

建築関係の人なら知っているだろう増沢洵さんの「最小限住宅」1950年。そのOZONEでの展覧会のときにキュレーションしたのが筆者。軸組だけの再現だったこの住宅を気に入ってしまって、とうとう展覧会終了後に引き取って、自宅として建ててしまう。土地買って…

終戦のローレライ1、2/福井晴敏

あ。文庫化されてる。と思って2冊購入して…文庫が全4冊で、続き2冊は来月半ば発売だなんて!。2巻目で終ると思って読み進めて、ラストが「続く」とあるときのこの気持ちときたら…。なんてことするんだ講談社! というわけで読み終えてないのに書いてしま…

老人力 全一冊/赤瀬川原平

赤瀬川さん大好きなんですが、恐らくはベストセラーのこれは、一冊目を立ち読みしていただけでした…。「老人力」と「老人力2」を両方収録して「全一冊」です。 路上観察学会での「老人力」の誕生逸話からはじまって、赤瀬川さんが、じゃあ老人力ってなんだ…

ヰタ・セクスアリス/森鴎外

ヰタ・セクスアリス (新潮文庫) いえ、読んだことなかったので。 特に説明はいらないと思えますが、「金井湛」くんの性遍歴自叙伝…ですが、あのぅ、勝手に妄想?していたようなものではなかったので(どんな妄想だったかは秘密で…)。発禁になったこともある…

王妃の館/浅田次郎

タイトルから、蒼穹の昴、とか珍妃の井戸、とかのシリアス大河系を想像しておりましたが、軽口コメディでございました…。いや勇気とか希望とかも語るんですが。現代・現実世界での日本人団体パリツアーと、300年前のフランス・ルイ14世の生涯とが代わる代わ…

神様/川上弘美

短編集。初小説含む一冊。かなりほんわか。椰子・椰子に通ずるこれもまた夢見心地。アパートのご近所さんの料理上手のくまとピクニック、とか、ツボからギャルが、とか。結構前のものということで、最近の作と比べると毒気は薄い。バランスのあやうさみたい…

まぶた/小川洋子

年が明けて3分の1くらいの時間を風邪をひいて過ごしています。不本意。電車の中で本を読めないくらい具合が悪いというのも近年珍しい。 薄っぺらい文庫で短編集。小川洋子。1編目「飛行機で眠るのは難しい」と最後の「リンデンバウム通りの双子」が気に入…

光の教会 安藤忠雄の現場/平松剛

バイト先の本屋ではずっと目にしていたし売ったりしてましたが未読でした。安藤忠雄の光の教会。大阪府茨木にあるプロテスタントの教会が依頼され設計され施工され竣工するまでを部外者(でも建築分野の人)の目で綴った一冊。 もっと、安藤忠雄の建築、建築…